新興国ニュース
<新興国eye>TPP11参加により、ベトナムのGDP・貿易額は増加見通し
2018-03-14 13:39:00.0
チリで8日、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)参加の11カ国が、米国抜きの新協定「CPTPP(包括的および先進的なTPP)、TPP11」に署名した。ベトナムは同協定の参加により比較的大きな恩恵を受けると見込まれている。
世界銀行(WB)によると、CPTPP参加によりベトナムの国内総生産(GDP)は30年までに年間1.1%、輸出額は同2.4%、輸入額も同5.3%増加する見通し。CPTPP参加国10カ国は、ベトナムの17年輸出額全体の16.0%、輸入額全体の15.7%に貢献した。
また、韓国、台湾、タイ、インドネシア、フィリピンの5カ国がCPTPP参加の意思を表明しており、CPTPP参加国の数が11カ国から16カ国へと増えれば、ベトナムが受ける恩恵もより大きくなる見込みだ。同5カ国によるベトナムの17年貿易額に占める割合は輸出額が13.0%、輸入額が35.4%だった。特に韓国はそれぞれ6.9%、22.1%を占めた。
さらに、カナダ、メキシコ、ペルーとの間でベトナムの貿易額が今後拡大すると予想されている。
CPTPPによる恩恵を享受できる業界は、製造業、サービス業、水産業が挙げられる。一方、畜産業や食品加工業などの巨額の資金を要する業界では、資金力や技術力の高い外資系企業との競争で困難に直面する可能性がある。
同協定は19年初めに発効する見通し。参加11カ国の人口合計は4億9500万人、GDPは世界全体の13.5%、貿易額は15.0%を占める。参加国11カ国は、オーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、日本、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、ペルー、シンガポール、ベトナム。
【筆者:Viet Economic Research&AdVISory Corp.(VERAC)】
2002年ベトナム・ホーチミン市で創業。「ベトナム株・経済情報」「VIETJOベトナムニュース」、「VIETJOライフ」の自社媒体を通じ、経済、金融情報を中心に毎日数十本のベトナム関連記事を配信する。業界で唯一、全上場企業740社超の日本語企業データベースを保有。また調査可能な非上場企業のユニバースは22万社を誇る。10年超にわたり蓄積した情報とネットワークを駆使した企業信用調査に強み。
*当該記事は外部執筆者により作成されたものです。記事は執筆者が信頼できると判断したデータなどにより作成いたしましたが、その正確性などについて保証するものではありません。
提供:モーニングスター社




