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<新興国eye>前週のインド株、米鉄鋼・アルミ輸入制限による貿易戦争懸念で続落=BRICs市況
2018-03-12 11:21:00.0
前週(5−9日)のインド株式市場で、代表的株価指数SENSEX指数の9日終値は0.13%安の3万3307.14と反落し、週間ベースでも1日終値比2.17%安となり、続落した。
週明け5日の指数は売り優勢となり、7日まで6日続落した。5日は前の週にトランプ米大統領が鉄鋼とアルミニウムの輸入を制限し、高率関税を課す方針を明らかにし世界的なリスクオフムードの中でインド株も売り優勢となった。6日は米国の鉄鋼・アルミニウム輸入制限措置の発動による懸念がやや後退し、国営ナショナル・アルミニウム(NALCO)やタタ・スチールが一時買われたが、指数はマイナス圏にとどまった。
7日は、前日にトランプ米政権で自由貿易主義を提唱していたゲイリー・コーン国家経済会議(NEC)委員長が辞任したことで、世界的な貿易戦争が起こるとの懸念が強まり売り優勢となった。
8日は7日ぶりに反発。連日の相場下落を受けて買い戻しが広がった。また、米国は鉄鋼・アルミニウムの輸入制限措置で一部の貿易相手国を適用除外にするという観測が好感された他、インド政府が通信・ITセクターの投資規制を一部緩和したことも支援材料となった。
週末9日は前日にトランプ大統領が鉄鋼・アルミニウム輸入制限措置の大統領令に署名し、発動が正式決定したことからスチール・オーソリティー・オブ・インディア(SAIL)やタタ・スチールなどの鉄鋼関連株が急落し、指数は反落した。
今週(12−16日)のインド市場は、引き続き米国の鉄鋼・アルミニウム輸入制限措置の影響や景気動向、企業決算が注目される。主な経済指標の発表は12日の1月鉱工業生産と1月製造業生産、2月CPI(消費者物価指数)、14日の2月WPI(卸売物価指数)など。
<関連銘柄>
上場インド<1549>、インドNIF<1678>、インドブル<2046>、
インドベア<2047>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社




