新興国ニュース
<新興国eye>前週のロシアRTS指数、原油安や海外投資家の売り越しで反落=BRICs市況
2018-03-05 11:09:00.0
前週(2月26日−3月2日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の2日終値が前日比0.98%安の1261.63、前週比でも3.03%安と大きく下げ、3週ぶりに反落した。
週明け2月26日の指数は4日続伸して始まった。海外市場が堅調となったことや、米信用格付け大手のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が前の週末にロシアの堅調な経済・金融見通しを受けて同国のソブリン債格付けを「BB+」から「BBB−」に引き上げ、格付けに対する見通し(アウトルック)を「安定的」としたことから上値を試す展開となった。
27日は売り優勢に傾き、週末3月2日まで4日続落した。27日はブレント原油先物が産油国リビアの油田に対するデモで生産が一時停止したことを受けて上昇したものの、その後1バレル=66.5ドルに下落し、利益確定売りが出た。28日はEIA(米エネルギー情報局)の週間石油在庫統計が原油在庫の増加を示したことを受けて、ブレント原油先物が66ドルを割り込んだことが嫌気された。外国人投資家の売買が、22−28日の1週間の統計で前週の3億4000万ドルの買い越しから1億1000万ドルの売り越しに転じたことも指数の押し下げにつながった。
3月相場入りした1日は、ブレント原油先物が64ドルに下落し売りが優勢となった。週末2日はトランプ米大統領が前日、鉄鋼とアルミニウムの輸入を制限するため、翌週にもそれぞれ25%と10%の輸入関税を課すと発表したことで鉄鋼株が売られ、指数の下げを主導した。
今週(5−9日)のロシア市場は引き続き海外の株式動向や原油価格、ルーブル相場の動向、米国の対ロ経済制裁の拡大懸念などが焦点となる。RTS指数は1220−1290ポイントの動きが予想される。相場に影響を与えそうな主な経済指標の発表は6日の2月CPI(消費者物価指数)など。また、原油価格に影響を与える6日の米石油協会(API)と7日のEIA(米エネルギー情報局)の週間石油在庫統計も注目される。8日は「国際婦人デー」の祝日のため休場となる。
<関連銘柄>
RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、野村原油<1699>、iエネルギー<2024>
提供:モーニングスター社




