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<新興国eye>前週のロシアRTS指数、原油高や海外株高受け3週ぶり反発=BRICs市況
2018-02-19 12:48:00.0
前週(12−16日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の16日終値が前日比0.08%高の1263.27となり、前週比でも6.53%高と3週ぶりに反発した。
週明け12日の指数は反発して始まり、週末16日まで5連騰した。ロシア市場では外国人投資家の買いが強まり、8−14日の海外からの株式投資額は1週間前の7000万ドルの売り越しから9000万ドルの買い越しに転じたことも前週の株価押し上げにつながった。
12日は欧米やアジアの株式市場が前週の大幅下落から急回復したことで、ロシア株にも買いが広がった。ブレント原油先物もOPEC(石油輸出国機構)が18年の世界石油需要見通しを日量6万バレル増になると予想したことが好感され1バレル=64ドルを超えたことも追い風となった。
13日はEIA(米エネルギー情報局)が米国の原油生産量は18年末までにロシアの生産量を超えるとの見通しを発表したことを受けて、ブレント原油先物が62.5ドルに下落したものの、この日発表された1月CPI(消費者物価指数)が前月の前年比2.5%上昇から2.2%上昇に減速し、6月までに2.0%上昇にまで低下するとの見通しが支援材料となった。また、トランプ米大統領が今後10年間で1.5兆ドルのインフラ投資計画を発表したことで、ロシアの鉄鋼・金属関連セクターが買われ、指数の上げを主導した。
14日はEIAの週間石油在庫統計で原油在庫の増加が予想を下回ったことでブレント原油先物が64ドル台に回復したことが好感された。15日は海外株高を受けてロシア株が買われた他、好決算となったロシア鉄鋼・石炭大手メチェルとインターネットサービス最大手ヤンデックスが急伸したことや、天然ガス生産大手ノバテクが北極圏のヤマル半島のLNG(液化天然ガス)プラントの持ち株をサウジアラビア国営石油大手サウジアラムコに売却する協議を行っていることが好感された。
週末16日はこれまでの相場急騰で利益確定売りが強まったが、原油高や堅調な海外市場で相場が下支えられた。
今週(19−22日)のロシア市場は引き続き海外の株式動向や原油価格、ルーブル相場の動向などが焦点となるが、株価の回復基調が続きそうだ。相場に影響を与えそうな主な経済指標の発表は19日の1月小売売上高と1月失業率など。また、原油価格に影響を与える21日の米石油協会(API)と22日のEIA(米エネルギー情報局)の週間石油在庫統計も注目される。RTS指数は1230−1300ポイントの動きが予想される。週末23日は「祖国防衛の日」の祝日で休場となる。
<関連銘柄>
RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、野村原油<1699>、iエネルギー<2024>
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