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<新興国eye>前週のロシアRTS指数、原油安・海外株安受け6週ぶり反落=BRICs市況
2018-02-05 12:24:00.0
前週(1月29日−2月2日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の2日終値が前日比1.57%安の1272.76と急落し、前週比でも1.08%安となり6週ぶりに反落した。
週明け1月29日の指数は売り優勢で、30日まで3日続落した。29日は米石油掘削機器大手ベーカー・ヒューズが発表した米国内の石油掘削リグ本数が増加したことから原油増産懸念が強まったことや、ドル高・ルーブル安となったことが嫌気された他、米国の対ロ追加経済制裁懸念が強まり、売り優勢となった。30日は海外市場と原油相場が軟調となったものの、懸念された米国の対ロ追加制裁が発表されなかったことや、米信用格付け大手ムーディーズ・インベスターズ・サービスがロシアのソブリン債格付け見通しを「安定的」から格上げ方向で見直す可能性がある「ポジティブ」に引き上げ、ロシア主要企業19社(金融機関除く)の格付けも投資適格級の「Baa3」にまで引き上げたことから下げ幅を縮めた。
31日は4営業日ぶりに小反発し、2月1日も値を上げ続伸した。31日はルーブル高となったことや、ロシア連邦貯蓄銀行(ズベルバンク)の買いが指数の押し上げにつながった。1日は米証券大手ゴールドマン・サックスが向こう3カ月の原油価格見通しを1バレル=75ドルに引き上げたことを受け、ブレント原油先物が69.5ドルに上昇し、ロシア株も買われた。
週末2日は3日ぶりに反落。海外市場で利益確定売りが強まったことやルーブル安、さらには米国の対ロ追加経済制裁懸念が再燃し、売り優勢となった。
今週(5−9日)のロシア市場は引き続き原油価格やルーブル相場の動向などが焦点となるが、原油相場が68−70ドルのレンジまで上昇しなかった場合、利益確定売りが強まるとみられる。また、9日のロシア中銀の金融政策決定会合も注目される。相場に影響を与えそうな主な経済指標の発表は9日の17年12月貿易収支など。また、原油価格に影響を与える6日の米石油協会(API)と7日のEIA(米エネルギー情報局)の週間石油在庫統計も注目される。RTS指数は高騰した原油価格の調整売りが強まる中、1250−1300ポイントの動きが予想される。
<関連銘柄>
RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、
WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、野村原油<1699>、
iエネルギー<2024>
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