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<新興国eye>ハンガリー中銀、主要政策金利を据え置き―当面現状維持を示唆
2018-01-31 10:37:00.0
ハンガリー中央銀行は30日の金融理事会で、市場の予想通り、主要政策金利である3カ月物固定預金金利を過去最低の0.90%のまま据え置いた。また、ベース金利(3カ月物固定預金金利)以外の金利ターゲットについても翌日物預金金利はマイナス0.15%、翌日物有担保貸出金利も0.90%、7日物有担保貸出金利も0.90%と、いずれも現状通り据え置いた。
中銀は16年3月に9カ月ぶりに利下げに踏み切り、それ以降、同5月会合まで3会合連続で利下げを実施したが、同6月会合から据え置きに転じた。今回で20会合連続の現状維持となる。
中銀は金融政策決定会合後に発表した声明文で、景気見通しについて、「ハンガリー経済の国内総生産は潜在成長率に近づいている」とした上で、17年12月の前回会合時とほぼ同様に、「18年の経済成長率は4%増に接近し、19年以降は伸びが減速する」との見方を維持した。
インフレ見通しについては、「12月のインフレ率は前年比2.1%上昇(11月は2.5%上昇)、コアインフレ率は2.7%上昇(11月も2.7%上昇)と、全体のインフレ率は伸びが減速したが、いずれもわれわれの予想と一致した」とした上で、前回会合時と同様に、「18年1−3月期にはインフレ率は許容レベルの下限で底打ちし、19年半ばごろまでに持続安定的に物価目標(3%上昇)を達成する」と、かなり先になるとの見方を示した。
今後の金融政策については、前回会合時と同様に、「物価目標を持続安定的に達成するためには、長期にわたってベース金利と金融緩和状態を維持することが必要だ」との文言を使い、当面、主要政策金利を維持する考えを示した。
また、中銀は17年11月会合で金融緩和を長期にわたって継続するため、(1)変動金利と固定金利を交換する金利スワップ(IRS)措置として、18年1−3月期に3000億フォリント(約1300億円)を上限とした5年物と10年物の金利スワップを導入する(2)残存期間3年以上のMBS(不動産担保証券)を金融機関から買い入れる――という2つの非伝統的な手段を18年から導入すると発表したが、今回の会合で、「MBSの買い入れと金利スワップの措置を長期にわたって継続する。これらの措置は金融政策ツールとして不可欠ものだ」とし、さらに、「マネタリー・コンディション(金融環境)を注視し、これらの金融政策ツールを用いて長期にわたり金融緩和の状況を維持する」と述べている。これら2つの非伝統的な手段はいずれも長期固定金利ローンのシェアを高めることで金融市場の安定を一段と促すのが狙い。
中銀の次回会合は2月27日に開かれる予定。
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提供:モーニングスター社




