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<新興国eye>前週のロシアRTS指数、原油高や海外株高で5週続伸=BRICs市況
2018-01-29 12:21:00.0
前週(22−26日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の26日終値が前日比1.87%安の1286.7と反落したものの、前週比では1.24%高となり、5週続伸した。
週明け22日の指数は反発して始まった。海外市場が引き続き堅調となったことで、外国人投資家がロシア株を買う動きが強まった。また、OPEC(石油輸出国機構)が19年以降も原油減産を継続する可能性があると伝えられたことを受けてブレント原油先物が1バレル=68.7ドルに上昇したことやルーブル高も相場を押し上げた。
23日は利益確定売りが出て小反落となったものの、24日は反発し25日も値を上げ続伸。24日はEIA(米エネルギー情報局)の週間石油在庫統計で原油在庫が減少したことを受けてブレント原油先物が70ドルを突破したことが好感された。25日はスティーブン・ムニューシン米財務長官の「弱いドルが望ましい」という発言でドル安となったことを手掛かりに原油先物価格が71ドルの上値を試す展開となり、株式相場が押し上げられた。
週末26日は1月末に米国が新たな対ロ経済制裁を発動させるとの観測や相場の過熱感で利益確定売りが優勢となった。ただ、米信用格付け大手ムーディーズ・インベスターズ・サービスがロシアのソブリン債格付けのアウトルックを「安定的」から格付けを引き上げ方向で見直す可能性がある「ポジティブ」に引き上げたことで下げは限定的となった。
今週(1月29日−2月2日)のロシア市場は引き続き原油価格やルーブル相場の動向などが焦点となる。今週は特に相場に影響を与えそうな主な経済指標の発表の予定はないが、原油価格に影響を与える30日の米石油協会(API)と31日のEIA(米エネルギー情報局)の週間石油在庫統計も注目される。RTS指数は高騰した原油価格の調整売りが強まる中で、1250−1310ポイントの動きが予想される。
<関連銘柄>
RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、野村原油<1699>、iエネルギー<2024>
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