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新興国ニュース

<新興国eye>マレーシア中銀、政策金利を0.25%引き上げ−市場予想通り

2018-01-26 10:23:00.0

 バンク・ネガラ・マレーシア(中銀)は25日の金融政策決定会合で、市場の予想通り、政策金利である翌日物政策金利(OPR)を0.25ポイント引き上げて3.25%とすることを決めた。また、今回の利上げに伴い金利の上下幅(コリドー)も下限は3.00%、上限は3.50%にそれぞれ0.25ポイント引き上げられた。

 中銀は16年7月会合で景気に配慮して政策金利を0.25ポイント引き下げたが、同9月会合で据え置きに転じ、17年11月の前回会合まで8会合連続で金融政策を据え置いていた。

 中銀は会合後に発表した声明文で、利上げに踏み切ったことについて、「マレーシア経済は着実な成長軌道にあることから、中銀はこれまでの金融緩和の程度を正常化することを決めた」と述べ、これまでの景気に配慮した金融緩和政策を正常化に向けて調整することが適切との判断を示した。それと同時に、「超低金利の状態が長期にわたって続くことによって生じかねない(景気やインフレの見通しに対する)リスクが高まるのを予防的に防ぐことが中銀の金融政策のスタンスとして適切であると認識している」とし、景気拡大に伴うインフレ上ブレリスクへの配慮の必要性を指摘した。

 景気の見通しについては、「足元のマレーシア経済は輸出と内需が堅調に推移しており、世界経済の強い成長と輸出に支えられて国内経済は今年も力強い成長の勢いが持続する」とした。

 インフレ見通しについては、「17年のインフレ率は3.7%上昇となったが、今後は外部コスト要因の影響が緩和し、自国通貨リンギットの為替レートが昨年に比べて強まることで輸入物価が抑制され、今年のインフレ率は全体として昨年よりも伸びが鈍化することが予想される」とした。ただ、「今年は原油などのコモディティ(国際相場商品)相場が上昇することが予想される。今後のインフレ率は特に、原油価格の先行き次第となるが、原油相場の見通しは依然としてかなり不透明だ」とし、原油の相場変動がインフレ上ブレリスクになるとの見方を示した。

 今後の金融政策の見通しについては、「現在の政策金利水準では、中銀の金融政策はまだ緩和スタンスにある。引き続き国内景気とインフレの見通しに対するリスクのバランスを見ていく」と追加利上げに含みを残した。

 次回会合は3月7日に開かれる予定。

<関連銘柄>
ブルサKLC<1560>、iSエマジン<1582>、アセアン50<2043>、アジア債券<1349>、iS新興国<1362>、上場EM債<1566>

提供:モーニングスター社