新興国ニュース
<新興国eye>カンボジア中銀、マイクロファイナンス11機関のライセンスを取消処分
2018-01-19 16:23:00.0
1月3日、カンボジアの中央銀行であるカンボジア国立銀行(NBC)は、11のマイクロファイナンス機関の免許を取り消す処分を行ったと発表しました。カンボジア国立銀行では、これらのマイクロファイナンス機関は、関連法・規則に違反した営業を行っていたため処分したとしています。
マイクロファイナンス機関は、カンボジアの金融において重要な役割を果たしている一方で、ずさんな貸付審査の問題等も指摘されています。その結果として、重債務者の発生や、返済ができずに夜逃げする例もあるとされています。
カンボジアのマイクロファイナンス業界の不良債権比率はまだ高くないものの、貸付は急速に拡大しつつあり、コンプライアンスや内部統制が重要な課題となりつつあります。カンボジア国立銀行では、商業銀行だけでなく、マイクロファイナンス機関の監査も強化していくものと見られます。
【筆者:鈴木博】
1959年東京生まれ。東京大学経済学部卒。1982年から、政府系金融機関の海外経済協力基金(OECF)、国際協力銀行(JBIC)、国際協力機構(JICA)などで、政府開発援助(円借款)業務に長年携わる。07年からカンボジア経済財政省・上席顧問エコノミスト。09年カンボジア政府よりサハメトレイ勲章受章。10年よりカンボジア総合研究所CEO/チーフエコノミストとして、カンボジアと日本企業のWin−Winを目指して経済調査、情報提供など行っている。
◎当該記事は外部執筆者により作成されたものです。記事は執筆者が信頼できると判断したデータなどにより作成いたしましたが、その正確性などについて保証するものではありません。
提供:モーニングスター社




