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<新興国eye>前週の上海総合指数、景気鈍化観測と流動性懸念で反落=BRICs市況
2017-11-06 10:33:00.0
前週(10月30日−11月3日)の中国株式市場は主要指標となる上海総合指数の3日終値は10月27日終値比1.3%安の3371.74となり反落した。
週明け10月30日の指数は7日ぶりに急反落して始まった。中国高級酒メーカーの貴州茅台が前の週、1−9月期の好決算を受け上場来高値まで急騰した反動から、この日は利益確定売りが膨らみ、指数の下げを主導した。また、中国の10年債利回りがこの日3年以上ぶりの高水準となり、中国人民銀行(中銀)が近く金融引き締めに転じるとの憶測も売り材料となった。
31日は小反発し、11月相場入りした1日も値を上げて続伸。31日は上海が「自由貿易港」の設立を明らかにしたことを受けて上海物資貿易や港湾大手の上海国際港務集団など政策関連銘柄が急伸し、指数を支援したものの、10月製造業PMI(購買担当者景気指数)が市場予想を下回ったことが重しとなった。1日は、前日までに発表された多くの上場企業の1−9月期決算が増益や黒字転換となったことから地合いが改善した。
2日は反落し、週末3日も値を下げて続落した。2日は前日に発表された10月財新製造業PMIが4カ月ぶりの低水準となったことが蒸し返され、売りが優勢。週末3日も10月財新サービス業PMIが51.2と前月の50.6を上回ったが、過去の水準と比べてもかなり低く、中国経済は10−12月期に鈍化するとの懸念で売りが強まった。
今週(6−10日)の株式市場は主要企業の決算や政府の改革や景気動向などが注目される。この他、相場に影響を与える主経済指標の予定は8日の10月中国貿易統計や9日の10月CPI(消費者物価指数)など。
<関連銘柄>
上証50連動<1309>、上場パンダ<1322>、上場チャイナ<1548>、H株ブル<1572>、H株ベア<1573>、中国A300<1575>、南方A50<1576>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社




