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やさしい株式投資の話


第17章 小さな一段見出しの記事、小さい扱いの情報はむしろ注目すべき

 株式投資をする以上情報が大切だということは自明のことです。投資家は誰でも朝起きると、まずは一般紙といわれる大手新聞の朝刊をチェックするでしょう。一面の大見出しのトップ記事から読み始め、最後まで読みます。

 ただ実際は、あまり割く時間もないので見出しの大きいものを読み、あとは見出しだけ見て興味ある記事を読んで終わります。この読み方自身は間違っていません。

 しかし大きな記事となったニュースだけが投資にとって重要なニュースとは限りません。投資家となったからには一段の小さな見出しの記事まで丁寧に読む習慣を身に付けましょう。これらのなかに投資に重要なヒントや参考となる考え方などが掲載されていることも多いのです。

 たとえば小さな一段の記事に政府高官の為替相場の現状への感想が載っているとすれば、それは彼個人の感想ではなく市場への警告や為替介入の示唆ということもあるのです。

 また大きな見出しの記事は投資家の多くが知っていることなので投資効果はあまり期待できません。むしろ、一段程度の扱いの小さい記事の方が利用価値があるのです。

 別の例として、有望銘柄が記事になる場合を挙げましょう。投資関係の新聞や雑誌の記者は取材した結果、有望な銘柄だと思って紙面に載せます。その際、株価の動きからはどこにも有望を予想させるような兆候が出ていませんので、最初から大きな記事にするのをためらうケースがかなりあります。しかし動きがないのはむしろ市場にその材料がまだ知られていない、つまり材料を織り込んでいないから動きがないということもあります。

 そしてその記事の結果、株価に動きが出てくると一段扱いの小さい記事からその銘柄が徐々に大きく扱われ始めます。記者が確信を深めながらより多くの情報を載せ始めたため相場もそれに反応しているということが分かります。その記者の最初の感覚が正しかったわけです。

 したがって、たくさんある一段の記事を読み、その中のどの銘柄の株価が大きく育つかを考える習慣をつけることが重要です。

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